やぶログ

主にサッカーに関する記事をアップしています。それ以外にも観光地やアイテム等も紹介しています

J1 セレッソ

J1リーグ 第7節 セレッソ大阪vs北海道コンサドーレ札幌 レビュー

投稿日:

結果は0-1で札幌が勝利。
両チーム共に守備に意識を置いた固いゲームになった。

先発はこちら

セレッソはメンバーの入れ替えは無し。
しかし、フォーメーションをこれまでの3-4-2-1から今シーズン初の4-2-3-1に変更した。
まず3-4-2-1で並び、キックオフと共に移動していた。
守備時4-4-2で攻撃時は4-2-3-1の形になっていた。

札幌はメンバーを入れ替え、キムミンテが中CBに入り、右WBにルーカス、宮澤をボランチに配置してきた。
守備時は5-3-2でチャナティップが下がっていた。
攻撃時はおなじみ5-0-5で中盤空洞化。

~セレッソのフォーメーション変更~
水曜日に行われたルヴァンカップでの名古屋戦でも4-4-2を採用し守備時は4-4-2。攻撃時は3-4-2-1になっていたのだが、札幌戦は攻撃時も4-4-2だった。
・3バックでは左利きのCBが居ないので左CBからのビルドアップがスムーズにいってなかった。
・パスを出せる丸橋を左SBにして、ビルドアップをスムーズに行う。
・中盤に左右のSHを配置する事でカウンターを仕掛けやすくする。
等の狙いがあったのだろう。

~札幌のメンバー変更~
キムミンテを入れ宮澤を1列前に配置する事で中盤での運動量とセレッソのCFに配置されるであろう都倉に対する対応を狙ったのではないか。

~セレッソゲームプラン~
フォーメーションは変更したが、「正しいポジションについてから」は変わらず4-4-2のブロックを作り、かつ外に出されてクロスはOK、中は絶対通すな!の形。
攻撃の狙いはCBとWBの裏のスペース。
4-2-3-1の両SHがいる事でこのスペースを突きやすくしたのだろう。

~札幌ゲームプラン~
開始早々の失点、前がかりになった所をカウンターで追加点を奪われ、引いた相手を崩せずの敗戦が続いていたので、守備ブロックを形成し相手に持たせた上で、カウンター気味の攻撃を仕掛けていた。

~セレッソの攻撃と札幌の対応~
攻撃は右で片山、松田の縦の推進力でCBとWBの裏を狙い、デサバト、清武が絡んで攻撃を組み立てる形。
デサバトがビルドアップの出口になり、片山、松田、清武の4人でひし形を作る事で札幌のディフェンスにズレを作り出し、CBとWBの裏のスペースを突いていた。
スムーズにひし形を作っていたので再現性のあるデザインされた攻撃だった。
札幌の守備は人を見ながら、相手の移動にはスイッチで対応するので、片山にチャナティップ、松田に菅、デサバトに深井、清武に福森が基本的にはみている。

セレッソの4人の移動に合わせてスイッチしていくのだが、このスイッチが上手く行かなかった時に大外を上がってきた片山がクロスを上げれていた。
松田の抜けだしにはキムミンテが対応する事で何とか防いでいた。

左サイドでは右サイドのような連動はほぼなく、柿谷の1対1の形が多かった。
丸橋がボールを持つと、柿谷は大外で構え、都倉はクサビを受ける動き、ソウザが前向きで都倉の落としたボールを受けていた。
セレッソがこれまでの3-4-2-1だった場合、右WBのルーカスはスペースを埋めながらも見るのは丸橋で柿谷が大外で構えていたのはルーカスをけん制して、丸橋にボールを持たす時間を作る為。
そうすると、柿谷が空くので進藤がカバーにきて進藤の空けたスペースに都倉が入る流れになっていた。

このスライドでWBとCBとDHの中にスペースを作ってしまう事になるので、Aロペスが丸橋にアプローチに行って欲しいのだが、セレッソが3-4-2-1だった場合、Aロペスは木本が担当すべき相手なので、行かなかったのだろう。
こうしてできたスペースに都倉と清武が入り、ソウザが前向きにサポートしてセレッソペースになっていた。
大外で構えていた柿谷は丸橋がガンガン上がってこないので受けても周りとの距離が遠く、ヨニッチのビューティフルフィードからの変態トラップのようにルーカスと進藤を相手に個人で仕掛ける事が多かった。
SBに丸橋起用なのだが、ボールを持つ時間的余裕も作り出すまでは良かったのだが、受ける側の都倉が3バックを相手にしているのでなかなか収まらず、ここで収まればSHの抜けだし等、もっと動きがでたのではないか。

後半になると、セレッソの左サイドが活性化。
ソウザがビルドアップの出口となり、柿谷や都倉に配給していき、丸橋の上がりや、ソウザがリターンをもらって攻撃する形が増えた。

ココからオープンな展開になりだした。
丸橋、柿谷、ソウザと左サイドの選手が上がっていくことで
Aロペスに広大なスペースを与えてしまう事になっていた。
ロティーナっぽくない気がするのだが、点を取りに行くのにとったリスクなのだろう。

~札幌の攻撃、セレッソの対応~
札幌は攻撃時、5-1-4から5-0-5の形。
セレッソの4バックでは人が足りないので常に逆サイドにフリーを作られていたのだが、ブロックを作り、しっかりスライドすれば対応できる。という事だろう、菅&ルーカスはほぼノーマークでボールが出たらプレッシャーに行く程度。クロスを上げられても中で構えているので弾き返せていた。
その中でも5つのパターンで札幌は攻撃していた。
・カウンターでブロックを作る前にナナメのパス。ペナルティエリア前にスペースができてしまうのでココを使われる形。これは札幌、セレッソ共にチャンスになっていた。
・チャナティップに運ばれた時で基本下がり目で守備に参加していたので奪われるとドリブルで運ばれ逆サイドに展開されていた。
チャナティップでもう1つ。
前線からチャナティップがボールを受けに下がり福森とワンツーし、福森から、鈴木武蔵やAロペスへフィードされる形で、チャナティップがボールを受けに来ることで誰か(主にダブルボランチ)がついていかざるおえないので、その空けたスペースに福森からボールを出されていた。
・ビルドアップで手づまりになると、クソンユンに下げて、そこからロングボールを鈴木武蔵とAロペスへ出していた。
ヨニッチ&木本vs鈴木武蔵&Aロペスの空中戦でセカンドボールを拾われると危険だった。
・福森からルーカスへのサイドチェンジ。チャナティップを起点に前進してセレッソのブロック形成が追いついた場合、2トップの脇の福森がオーバーラップし、そこからルーカスへ展開するボール。
これは福森のキックの精度を踏まえれば、もっとあっても良かった気がするのだが引っかかってカウンターを受けないように必要以上に狙わない。という約束事だったのかも知れない。

試合がオープンになっていく中で札幌はルーカスを中野へ、セレッソは清武に変えて高木を投入。
ルーカスは守備には利いていたが、攻撃には絡めていなかったので、交代。
清武も徐々にボールに触る回数がへり、柿谷の運動量も減っていたので、高木を左SH、柿谷をFWにして攻撃時も4-4-2へ移行した。
続いて、松田も守備に遅れつつあったので水沼に交代。
セレッソのCKからのカウンターで札幌のコーナーキックから失点。キムミンテと進藤が重なった所から決められてしまったので、難しい対応だった。
この後、「準備していた」と言う西川を丸橋に代えて投入。同点やリードしていた状況なら柿谷と交代だったのでは。
そして、3バックへ変更し、片山、木本がオーバーラップする形へオーバーラップするなら丸橋を残した方が良かったのでは・・・
西川と同時に札幌は早坂を投入し守備固め。
セレッソは最後まで攻めたが同点ならず、敗戦。

両チーム共にリスクはあまりとらず、手堅い入りからお互いに崩せず、セットプレーを物にした札幌の勝利となった。
セレッソは崩されたわけではないので守備は良かったのだが、やはり攻撃。
右サイドのようにデザインはされてきたのだが、そこから最後の精度。
右サイドの精度が上がれば、ストロングポイントとして認識される。
そうなれば、逆サイドが空いたり、中央にスペースができたりと良い流れができるので、磨きをかけてもらいたい。

-J1, セレッソ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

J1リーグ 第12節 ガンバ大阪vsセレッソ大阪 大阪ダービー レビュー

結果は1-0でガンバの勝利宮本監督はギャンブラーでそのギャンブルに勝った。 セレッソは変更なし ガンバは福田と高尾が今季リーグ戦初出場、高江が2試合目。矢島と三浦が先発に入る。3-5-2できた ガンバ …

no image

J1リーグ 第5節 川崎フロンターレvsセレッソ大阪 プレビュー(セレッソ目線)

スタジアム:等々力陸上競技場 19:00 キックオフ 通算 (川崎)10勝7分11勝(セレッソ)(川崎ホームでは6勝1分6勝) 川崎はセレッソに公式戦4連敗中。ここぞの試合で負けているので苦手意識がつ …

no image

J1リーグ 第9節 セレッソ大阪vs大分トリニータ プレビュー

4月27日 (日) ヤンマースタジアム長居 14:00 キックオフ 通算 (セレッソ)7勝6分5勝(トリニータ)セレッソホーム 2勝3分3勝 ~ここまでのセレッソ~リーグ戦で2勝1分5敗の勝ち点7で1 …

no image

J1リーグ 第10節 松本山雅vsセレッソ大阪 レビュー

セレッソ大幅メンバー変更4-4-2で前線は山雅の3CBの高さに対して、より高い都倉、メンデスの2トップ、中盤はバランスの取れる奥埜、藤田の2ボランチで、左CBには瀬古歩夢がJ初先発。 山雅はいつも通り …

no image

J1リーグ 第10節 松本山雅vsセレッソ大阪 プレビュー

5月4日 14:00キックオフ サンプロアルウィン通算成績 (松本山雅)1勝1勝(セレッソ大阪)松本山雅ホーム成績 0勝1勝 前節に続きロティーナ監督は去年対戦済み。松本山雅反町監督も「感触としてはつ …